個性的な格子が目印の胃腸科クリニック
長野市大豆島にあるクリニック『まつした胃腸科内科外科クリニック』さんです。事業承継による大幅なリニューアルとイメージアップを目的としたリノベーションです。1階がクリニック、2階が住居の鉄骨造2階建ての既存建物において診察を続けながら改修を行う難しい工事になりました。先生からのご要望は内部も外部も全面的にリニューアルを行いたい。特に内部のスタッフ動線、患者動線を交錯しないように整備したいというものでした。そこで工事範囲を2つに区分して半分を診察に使い、半分を工事をして出来上がったら入れ替わって残りの半分の工事を行い内部の全面改修を行いました。建物中心に位置していた大きなトイレスペースを撤去して中待合室にしたことで動線は整理され工事区分も明確に分けることが出来たことが工事は無事に進みました。また既存外部も大幅にイメージを変えたいとのご要望を頂きましたが、既存がタイル張り仕上げであったための全面を張り替えるにはコスト高となる為、カラフルな格子を建物前面に設置することをご提案したところ気に入って頂き個性的なクリニックになりました。診察をしながら改修を行うには細心の注意と計画が必要であることが分かったプロジェクトです。
建築DATA/鉄骨造2階建/工事部分延床面積278㎡