分譲地の中の新しい形
上田市中之条の新しい分譲地内に建つ住宅です。分譲敷地は綺麗に四角く区画された敷地が並び、この敷地も東西方向が長い長方形をしていました。周囲の住宅を見渡すとほぼ長方形の家が南を向いて並んでおり、建物の全面に駐車場になっており皆似たような配置と形状をしています。建築主さんはプライバシーを重視されていて画一的な住宅で無いものを求められていました。そこで考えたのが建物をロの字型にして中央に中庭を設けそこから採光、通風を確保することです。結果的に建物正面は西側を向き、道路に対して正面を向いています。中庭からの柔らかい光がすべての部屋に当たり、通風も確保することが出来ました。少し工夫をすることで分譲敷地内においてもプライバシーを守り個性的な住宅が出来ることが分かったプロジェクトです。
建築DATA/木造2階建/延床面積120㎡/建築面積92㎡/敷地面積284㎡