2014.01-02
屋根の材料は主として、粘土系、セメント系、スレート系、金属系と様々あります。
伝統的な建築には粘土系の瓦が用いられます。重厚感があり、屋根といったら瓦を連想される方も多いでしょう。
日本の特に郊外の田園風景にはとても合う伝統的な良い材料だと思います。
しかし欠点も多少あります。まず若干割高となること。そして重量が重いことです。
地震の多い国においてはなるべく屋根は軽くしておきたいところです。
今回AttaHouseでは金属系のガルバリウム鋼板の立ハゼ葺きを採用していました。
鋼板の葺き方にもいろいろあります。一文字葺き、十文字葺き、平葺き、立ハゼ吹き、瓦棒葺き
等様々な葺き方があります。今回のように勾配の緩い屋根には立ハゼ葺きが最適です。特に雪が落ち易い特性を持っています。
屋根材と共に重要なのが防水下地です。今回、改良型ゴムアスファルトルーフィングを使用しています。アトリエtaでは標準仕様としています。通常のルーフィングに比べて弾性が高く、曲げ加工をする際にも切れたりしません。また釘打ちをしても漏水の心配が無く安心です。
屋根は雨や雪から建物を守る重要な部位です。雨漏れがしたりしたら最悪です。雪の多い信州においては屋根の形状はなるべくシンプルにして、北側に雪が溜まらないようにすることが大事だと思っています。
アトリエta 俵