2013.11.18
「水盛り・遣り方」(丁張り)が行われる。
水盛り・遣り方(みずもり・やりかた)とは建物を立てる位置と高さと水平を正確に出す作業の事です。
水盛りが水平を出すことで、かつて水を使っていたことに由来する名称です。
遣り方とは杭や貫で位置と高さの基準を設けることを言います。
設計時に敷地の測量を行い、敷地の大きさ、レベル(高さ)を確認して図面を描きます。
そしてあらかじめ設計GL(地盤面高さ)を決めています。
設計した位置、高さを実際に現場で確認できるのがこの「水盛り・遣り方」の時なのです。
特に、GL(地盤面)の設定は、完成した後に周囲の環境との調和(融合)を図る上でとても重要です。
私が設計・監理する上で最も注意することの一つです。
設計通りの位置、高さになっているかを確認し、時には周囲の状況に応じて微調整を行います。
AttaHouseにおいてもレベル(地盤面)の微調整を行いました。
現場監理の意義を改めて感じた瞬間です。
アトリエta 俵
家を建てる「はじめの過程」が、とてもわかりやすく説明されていていいです。
建築の言葉は専門的でわかりづらいので、今後もわかりやすく説明してください。
土地を選ぶ時に、地盤と土質に関係はあるのですか?地盤が悪い土地が安くて地盤が良い土地が高いのですか?
でも地盤があまり良くない土地でも、新興住宅地があります。うーん、よくわからない。家をたてたいと思って土地を探すと行き当たる問題です。土地探しが当面の問題です。
コメント頂きまして有難うございます。これからも現場の進捗状況に合わせてなるべく解り易く更新して行こうと思います。
さて地盤と土地の価格の問題ですが、地盤の良し悪しは、その地域によっては大体は解ることがありますが、個別の土地に関しては地盤調査を行わないと解りません。
地名に水が入っていたり「さんずい」が付く地域は、昔、川や沼、」池であった場合が多く、地盤が悪いと言われています。
土地探しのポイントは地盤を気にすることはとても大切だと思いますが、周囲の環境や、人柄、歴史、風土でご自身が気に入る場所を選ぶことが大切だと思います。
またお気軽にご相談下さい。