20代で家を建てる


先日、青木村村松の家の外部足場が外され、外観が姿を現しました。
基本プランは和の家ですが、現在一般的に使用される素材を使用し、懐古的な民家を造るのではなく現代の和の家を目指しています。
とてもカワイイ建物になりそうです。今年8月に竣工予定で今から完成が楽しみな建物です。

この建物のクライアントさま 実は20代のご夫婦です。
「20代で家を建てるなんてすごい!」「思い切ったね」
等々の言葉が聴こえて来そうですが・・・少し考えてみると賢明な決断なのではないかと思っています。

現在、会社などで働いている場合、定年退職は60歳です。高齢化が進み皆が65歳までは働くようになるかも知れません。
職場にもよりますが退職金なども期待出来ないこともあるでしょうし、年金もこの先どうなるか判りません。

そんな解らない未来を少し悲観的かも知れませんが現実的な予想をしてみると
家を建てるのは少し無理してでも早くても良いのではないか?と今回思いました。

住宅ローンは一般的に30年や35年です。30歳までに住宅ローンを組まなければ、60歳、65歳までに完済は
出来ないですね。(繰り上げ返済をしない前提ですが・・・)
銀行は金利も安く現在借り手市場です。毎月の家賃程度の返済で自分の財産になるのです。

無理をして豪邸を建てる必要は無いと思います。自分の身の丈に合った、長く愛せる家を若いうちに建てるのも
賢い選択なのではないかと若いクライアントさまに教えて頂いた次第です。

2018 Atta一級建築士事務所アトリエta 5周年

さてさて2018が始まって半月程が過ぎようとしています。
遅くなりましたがあけましておめでとうございます。

今年アトリエtaは開業5周年の節目の年になります。
皆さまのお陰で順調に仕事のご依頼も増えて来ています。
昨年末には『上田原のクリニック』において上田市都市景観賞を受賞することも出来ました。

私の中で社会人になって以降、不思議と5年のサイクルで新しいチャレンジをして来ました。
今またそんな新たなフェーズへの願望が湧いて来ています。

とはいえ具体的なプランがあるわけでも無く、ただただ今年からなにか変えてみようかな。
もっと世の中のお役に立ちたいなと漠然と考えている次第であります。
とにかくアトリエtaもっと頑張るということです。乞うご期待!
本年もよろしくお願いいたします。

Atta一級建築士事務所アトリエta 俵周次郎

『フローリング張り』

2014.05

IMGP0954

断熱工事が終り、いよいよ内装工事に入りました。

まずはフローリング張りです。

フローリングには大きく分けて2種類あります。

それは複合フローリングと無垢フローリングです。

複合フローリングはいわゆる合板の表面に薄い無垢材を張り付けたものです。

現在でも多く使われている材料で安価です。整ったきれいな木目で幅広の希少な木材風に揃えたいといった

見た目を重視する場合などに有効に使えます。

近年の自然派志向の傾向では無垢フローリングを使用する事が多くなっています。

色々な樹種がある中で、堅木と呼ばれる 桜やナラ、タモ等がフローリングに適した材料と言われています。

確かにとても固い材料で、傷も付き難く、とてもフローリングに適した材料だと思います。

しかし、硬い木ですので年輪が細かく育つのが遅く、高級な材料と言えます。

そして触った質感も固いのです。

AttaHouseではフローリングで使用するには柔らかい杉を採用しました。

通常のフローリングの厚さは12mmや15mmですが、柔らかい材料で反り易いので30mmのものを使用しています。

IMG_1425

杉板フローリングの厚さ30mmのサンプルをできる限り揃えました。

秋田杉に相生杉、吉野杉 全国各地の杉で違いがあります。

また赤、白、源平(赤白が混ざったもの)の色や一等、上小節等 節の多さ

でも違いがあり、どれも個性があります。

杉と決めてもこれだけの多様性があるので

無垢フローリングの選定はとても奥深いです。

IMG_1640 IMGP0980

最近は杉や松等の柔らかい木をフローリングに使う住宅が増えているような気がします。

それは10年程前には考えられないほど増えていると思います。

杉や松はちょっと引っ掻いただけで毛羽立ちますし、何か尖ったものを落とせば、簡単に傷が

付きます。

しかし身体に一番触れる面は床なのです。

沢山ある欠点を差し引いてもこの温もりのある身体感覚には変えられないものである

ということに皆気付いて来たのではないでしょうか。

 

塗装も大切な要素なのでまた次回書きます。

アトリエta 俵

 

 

 

『断熱工事』

2014.03-04

ロフト部天井

信州の冬はとても長く、寒さが厳しい日が続きます。

夏は短いですが、盆地の気温は上昇します。

信州で家を建てる時、最も重要な要素は『断熱』だと思います。

近年の住宅では、二酸化炭素の排出量の低減が義務付けられつつあり、

高断熱・高気密住宅が一般的になりつつあります。

 

材料

attahouseでは高性能グラスウールを

床:120mm

壁:120mm

屋根:200mm

使用しています。

高性能グラスウールとは通常のグラスウールよりも繊維が細く、密度が高い為

同じ厚さでもより高い断熱性能があります。

 

床部  壁2  多目的天井

グラスウールを設置した後に、気密シートで建物内部を隙間無く覆います。

そして窓回り等の開口部廻りは気密テープで隙間を無くします。

さらに配管の立上り部やコンセント配線部等の小さな隙間も発砲ウレタンで埋めていきます。

床隙間  配管部

そうすると、息苦しい程に密閉された空間となります。

密閉状態を解消するために24時間の換気扇の設置が義務付けられているのです。

これが高断熱高気密住宅です。

妻壁  ロフト全体

 

私自身は正直、この高気密高断熱住宅が最良の策だとは思っていません。

特に密閉して強制的に換気をすることが不自然に思えてならないのです。

昔の民家のように、土壁である程度の断熱をして、隙間風で自然に換気をする方が

自然で、地球のためにもなっていたのではないかと思います。

しかし、現代に生きている私達は、あまりに空気調和の整った環境に慣れすぎてしまっています。

エアコンの無かった時代には戻れないのです。

そうであるのならば、国が考えているように、高気密、高断熱としてなるべくエアコンを使わない

環境を強制的に作ることが、現在の最適解なのかも知れません。

アトリエta 俵

 

 

 

 

 

 

 

長野県上田市一級建築士事務所アトリエtaオープン

2013年5月15日 長野県上田市に一級建築士事務所アトリエtaをオープンしました。

日本の経済状況は最近やや回復傾向にはあるとはいえ、まだまだ不況の中、事務所をスタートさせるということは

かなりのチャレンジであると認識しています。

しかし建築設計事務所で10年間修業をしてきた中で、どうしても自分でやってみたいという思いが日に日に強まり

開業に踏み切りました。

過去には、住宅、オフィス、医院、学校、福祉施設等 あらゆる設計に携わって来ました。

その経験を生かしつつ日々進化する建築技術を吸収しながら自分を磨き、クライアント様のご希望に

応え続けられるよう努力して行こうと思っております。

末永く地域に愛される建築設計事務所を目指して頑張ろうと思います。どうぞよろしくお願い申し上げます。

 

一級建築士事務所アトリエta代表 俵 周次郎

8ccaba942034f98dde646082798dad97.png