『建て方』

タイトル

2013.12.21『建て方』が行われました。

建て方とは「建前」「棟上」「上棟」とも呼ばれており、その名の通り、棟が上がるまで

骨組を組み上げる作業のことです。

プレカット工場で、木材の仕口、継手の加工が行われた場合、大工さん仲間が

集まって1日で組み上げます。従来、手刻みで木材を加工していた時分は(今でも行っている所もあります。)もっと時間を掛けての作業となります。

①1 F柱 ②IMG_4626 ③2F梁

④IMG_4722 ⑤IMG_4807 ⑥IMG_4865

建て方に至るまでに、プレカット工場からプレカット図という施工図をもらい

設計図通りになっているかどうか確認します。さらに構造材と仕上げ、サッシ等の

細かい納まりを最終確認をして、微調整をします。不安の無い状態で『建て方』に

臨んでいるのです。

当日は大工さん達にお任せです。安全を祈るばかりですが、効率的な息の合った動きを見るのは

気持ちの良いものです。一日で家の形が現れるので、家造りの工程の中で最も見応えのある日

になります。

⑦南東パース ⑧正面

⑨南全景 ⑩南跳ね出し

 

アトリエtaでは建築基準法上、構造計算が求められていない2階建て以下の住宅に

おいても構造計算を行っております。建築基準法の仕様基準に準じた場合ですと

構造耐力上過不足や不安定な部分が出ることがあり、また設計の自由度も制限されて

しまいます。

 

⑪和室 スキップフロアによる宙に浮いたような和室

⑭登り梁 ⑬小屋組 ⑫IMG_4942 自由な小屋組み

⑮跳ね出し部 キャンティ梁(持ち出し梁)による飛び出した部屋

このように従来通りの方法では安全確認のできない構造を構造計算によって検証し、安全を確かめて

実現します。

私は構造から建物を考えます。そうすることによって一般的な平面図、立面図で考えた建物とは違った

空間ができ、力学上(自然に対しても)合理的な空間ができると信じています。

アトリエta 俵

 

『型枠脱型・埋め戻し』

2013.12.12-12.14

脱型1  排水2

2013.12.12 基礎コンクリートの型枠脱型が行われました。

型枠は養生期間中の平均気温によって存置期間が決まっています。

15℃以上の場合:3日間

5℃以上の場合  :5日間

0℃以上の場合:8日間です。

また寒冷期においてはコンクリート温度を5日間以上2℃以上に保たなければなりません。

冬季にコンクリート打設が向かないというのはこの為です。しかし状況に応じて適切に採暖をすれば

問題はありません。

 

排水1

コンクリート打設前に配管した排水管の水抜けを確認します

 

 

Pコン

また細かい部分ですが型枠締付金具の頭は除去し、錆止め塗装を行います。

地面に埋まってします部分なので良く監理をしなければいけません。

鉄筋に錆びが回ってしますと基礎の強度は著しく低下してしまいます。

 

埋め戻し② 埋め戻し

埋め戻し後の基礎の状況です。

スラブ底盤に部分的に少しだけ立ち上がりがある基礎で、少し変わった形をしています。

これは建物の形状から導き出した答えです。これからどのような形が立ち上がるか乞うご期待です。

アトリエta 俵

 

 

 

 

『コンクリート打設』

供試体 スランプ   空気量

2013.12.04 06

コンクリート打設における監理のポイントは

・コンクリートの強度の確認と供試体の採取(上写真左側)

実際に打設するコンクリート強度は設計で指定した値に気温によって決まる補正値を加えます。

・スランプ(柔らかさ)の確認(上写真中央)

15cm、18cm±2.5cmです。

・空気量の確認(上写真右側)

許容差が±1.5%に収まっているか確認します。

・塩化物量の確認

0.3kg/m3以下です。

・調合の確認(配合表で確認します)

・養生状況の確認(打ち込み後5日間以上は2℃以上に保ちます)

等々があります。

それ以外にも私は型枠の内部に入り混んだ異物(葉っぱや土等)をきれいに取り除く事を大切にしています。

コンクリートが完璧に調合されていても異物が混ざってしまったら強度も落ちてしまいます。

今回の現場でも全員で葉っぱ拾いを行いました。

 

1回目打設

ポンプ 打設1-1

打設状況1 終了1

旗竿敷地のためコンクリートポンプ車からの圧送を配管で伸ばしました。

18cmの床スラブと地中梁を設置したのでコンクリート量はミキサー車6台分(24m3)となりました。

6人掛りの作業で約半日掛ります。

 

2回目打設

コンクリート打設2回目 打設2

立ち上り部分の打設で少量の為、人力打設です。

1m3ちょっとの作業でしたが、ミキサー車からの往復は大変です。

打設後に立ち上がり天端部分にセルフレベリングを行い、土台が据え易いように水平にしました。

これから養生期間に入ります。

この後いよいよ建て方です。家の形が現れます。設計のイメージ通りになるか緊張の瞬間が訪れます。

アトリエta  俵

 

 

 

『配筋検査』

配筋検査1

2013.12.02

鉄筋工事はコンクリート打設後に完全に隠れてしまう部分ですので

工事監理をする上で最も重要なポイントの一つです。

主なチェックポイントは

・鉄筋の径、本数、ピッチ(間隔)の確認

・鉄筋の継手、定着長さの確認

・鉄筋のかぶり厚さ、鉄筋間の空きの確認

・設備配管の位置と補強筋の確認

です。

配筋全景 配筋検査設備 背筋前景2

配筋検査地中梁 配筋スラブ 背筋端部

アトリエtaでは地盤調査結果により基礎方式を決定し、

構造計算により、基礎断面と配筋量を決めています。

床スラブはダブル配筋で地中梁を設けているため、鉄筋量は少し多く見えるかも知れません。

現場を見に来るお客さんからは一様に驚かれますが、これが構造上必要な鉄筋量です。

美しく組みあがった時の鉄筋は綺麗でコンクリートで隠れてしまうのが惜しいと思う事があります。

常にそのような鉄筋工事にしたいものです。

アトリエta  俵