デザイン脳を開く/宮宇地一彦

デザイン脳を開く

デザイン脳を開く 建築の発想法

宮宇地一彦著 彰国社

 

事務所を開業前に以前読んだものをもう一度読み直してみた。

新しいものを発想する方法を論理的に解り易く書かれた本である。

発想は才能もあると思うが、それには思考方法があると思うと希望が持てる。

発想法は3つの論理があり

①演繹(えんえき) ②帰納 ③仮説設定 が基本になるという。

これを簡単に言うと

①演繹→約束事から発想する。

②帰納→五感から発想する。

③仮説設定→ひらめきで発想する。 の3つの発想法である。

それぞれを少し自分なりに解釈すると

①約束事から発想する

歴史(現在までに存在するもの)、法規、構造等の制約を深く読み解いて

それを発展させて新しいものを生み出す方法と考える。理論派と捉える。

なぜかアトリエワンが思い浮かんだ。相当の研究が必要なようだ。

②五感から発想する。

たくさんのもの(建築だけに限らない)を身体で理解し、そのイメージを

多く蓄えるてそれを自分のものにして新しいものを見出す。肉体派と捉える。

コルビュジエや安藤忠雄が思い浮かんだ。様々なものを自分で見て歩き

(もちろん机上で研究もしたと思うが)それをスケッチして言葉に定着させることを

習慣づけることが重要と思う。感受性にも関わってくると思う。

③ひらめきで発想する。

天才と呼ばれる人はこれに該当すると思われるが、①②の合わせ技である。

知識と身体的な経験の引き出しをたくさん蓄えていてそれが無意識の状態の時に

ひらめきとして現れる。そして出てきたものが既成のものでなく普遍的なものになりうる

ということだと思う。

共通して大切になることは

●イメージ表現→スケッチ

●コトバ表現→コンセプト

ということらしい。

3つの方法とあるが、結局どれが欠けても難しいのかと思った。

机上で考えているだけではイメージは育まれないだろうし

身体で感じるだけではコトバが育ませない気がする。

ひらめきとはパッとでるものでは無くて蓄積の結果だということを忘れないようにしようと思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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